英語で会話をしているときに『あれ、これって英語でどう言うんだっけ?』と考えている間に、気まず〜い沈黙が流れたり、文章がブツブツ途切れていませんか?
それだと、どうしても英会話が流暢には聞こえませんよね。
『どうやったら、もっとネイティブの英会話に近づけるんだろう?』
って、悩んでいる方に朗報です。
『つなぎ言葉』を使うだけで、一気に英会話が自然になるんです!
![みしゃく](https://i0.wp.com/misiak-uk.com/wp-content/uploads/2019/04/kuma-1.jpg?resize=150%2C150&ssl=1)
こんにちは!
ロンドン在住のWebライター、みしゃくです。
今回は、英会話中に言葉に詰まったときや、つぎの英文を考えているときの時間稼ぎ、さらには、文章と文章を自然につなげて会話のテンポをよくするのにも大活躍する『つなぎ言葉』について説明していきます。
『つなぎ言葉』は、英語filler phrasesや filler words、もしくは、ただ単にfIllerと呼ばれていて、ネイティブも日常的に使う英会話テクニックです。
もちろん、つなぎ言葉を使わなくても、よどみなく英語がスラスラ口から出てくるのが理想ですよ。特に仕事の面接など、フォーマルなシーンでは、つなぎ言葉は極力使わないほうがいいといわれています。
でも、日本語でも、まったく言葉に詰まらずにスラスラしゃべり続けるなんて、なかなか難しくないですか?英語でも同じです。日常会話では、つなぎ言葉はもはや口癖のように自然に使われています。
では、実際にネイティブはどんなつなぎ言葉をよく使っているのでしょうか?さっそく、ネイティブが使う英語のつなぎ言葉Top10を見てみましょう!
英会話でネイティブがよく使う『つなぎ言葉』Top10
1位:um / er / uh
2位:like
3位:you know
4位:kind of / sort of
5位:well
6位:so
7位:or something
8位:you know wat I mean?
9位:I mean
10位:hmm
1位:um / er / uh
アム/アー(あんまり口を開けずに)と発音します。
英語のつなぎ言葉の鉄板中の鉄板、日本語の『えーっと』や『えー…』に近い表現です。
つぎの言葉を考えている間のつなぎなので、文中のどこで使ってもOK。
『えーっと』と置き換えるだけで、いっきにネイティブっぽさが増しますよ。
um(アム)er/ur(あまり口を空けずに、アー)の違いは、er/ur(アー)の方がカジュアルかな?という感じです。
ちなみに、うちの6歳の娘は、なぜかアイルランド訛りのem(エム)を使っています…。
![友達](https://i0.wp.com/misiak-uk.com/wp-content/uploads/2019/05/1361874.jpg?w=1256&ssl=1)
Where are you going on your next holiday?
つぎの休暇はどこに行くの?
![あなた](https://i0.wp.com/misiak-uk.com/wp-content/uploads/2019/05/1359725.jpg?w=1256&ssl=1)
- Um…I’m going to London.
- I’m going to …er…London.
- I’m…ur…going to London.
えーっと、ロンドンに行くの。
のように、文中のどこに入れてもOK!
よっぽど連発しなけれれば、フォーマルなシーンで使っても大丈夫ですし、英会話初心者でも取り入れやすい、おすすめのつなぎ言葉です。
2位:like
あえて日本語に訳すなら、『なんか〜』『みたいな〜』という感じでしょうか?
まったく意味がなく、ただの時間稼ぎにも使われます。
ネイティブは本当に、このつなぎ言葉としてのlikeをよく使うのですが、使いすぎると頭が悪い印象を与えてしまうので注意です!!
likeの使いすぎは社会問題になったほどなので、面接やビジネスなど、フォーマルなシーンでは避けたほうがいいでしょう。
まぁ、逆にいうと、それほど日常的に使われているというわけですが…。
3位:you know
『相手がすでに知っていると思われる内容』を話すときに使うのが基本ですが、特に意味がなく、話し始めるまでの時間稼ぎの目的だけにも使われます。
4位:kind of / sort of
言い出しにくい内容を話すときに言葉を濁したり、『そんな感じ』と、断言を避けて、曖昧に答えたいときに使います。
実際の会話の中では、『kinda(カインダ)』『sorta(ソータ)』と短く発音されることが多いです。
5位:well
間をもたせたり、『これからしゃべり始めますよー』という前振りとして、よく使われます。
6位:so
時間稼ぎや、話題を変えたいとき、これまでの話をまとめたいとき、人に話をふりたいときの前振りなどに便利なつなぎ言葉です。
同じような感じで、『okay』や『right』などもよく使われます。
7位:or something
『or something like that』でもOK。
センテンスの最後につけると、『よくは知らないけど、まぁそんな感じ』という断定を避けるニュアンスが付け足せます。
関西弁の『知らんけど』に似てますね!
![友達](https://i0.wp.com/misiak-uk.com/wp-content/uploads/2019/05/1361874.jpg?w=1256&ssl=1)
I didn’t see you yesterday. Were you off sick?
昨日見かけなかったけど、病欠したの?
![あなた](https://i0.wp.com/misiak-uk.com/wp-content/uploads/2019/05/1359725.jpg?w=1256&ssl=1)
Yeah, I had a stomach bug or something (like that).
うん、胃腸風邪か何か。
8位:you know what I mean?
『ねぇ、わかるでしょ?』と、軽く相手に同意を求めて、自分の話についてきているかを確認する意味で使います。
本気で同意を求めているわけでなく、ただ会話のテンポをよくする目的が強いです。
9位:I mean
自分の意見を言う前の時間稼ぎや、間違えて言ったことを言い直したいときに使えます。
10位:hmm
口を閉じたまま、鼻から『フーン』という感じで発音します。
『それは難しいわねぇ』というように、深く考えている印象を与えます。
答えに困ったときは、とりあえず真面目な顔で『hmm』と言っておきましょう(笑)
つなぎ言葉を英会話の例文でチェック!
![](https://i0.wp.com/misiak-uk.com/wp-content/uploads/2019/05/girls-1209321_640.jpg?resize=640%2C426&ssl=1)
英会話の例文を使って、実際につなぎ言葉がどんな風に使われるのかを見てみましょう。
![友達](https://i0.wp.com/misiak-uk.com/wp-content/uploads/2019/05/1361874.jpg?w=1256&ssl=1)
Are you going tour Mary’s birthday party tomorrow?
明日のメアリーのバースデーパーティー行く?
![あなた](https://i0.wp.com/misiak-uk.com/wp-content/uploads/2019/05/1359725.jpg?w=1256&ssl=1)
Well, you know, um,her place is kinda far. It takes like an hour to get there.
うーん、彼女の家ちょっと遠いんだよね。1時間くらいかかるよ。
![友達](https://i0.wp.com/misiak-uk.com/wp-content/uploads/2019/05/1361874.jpg?w=1256&ssl=1)
Hmmm.
うーん。
![あなた](https://i0.wp.com/misiak-uk.com/wp-content/uploads/2019/05/1359725.jpg?w=1256&ssl=1)
And she’s got like 5 dogs, I mean, cats.
で、彼女5匹くらい犬飼ってるの、あ、猫ね。
![友達](https://i0.wp.com/misiak-uk.com/wp-content/uploads/2019/05/1361874.jpg?w=1256&ssl=1)
Are you like allergic to cats or something?
猫アレルギーか何かなの?
![あなた](https://i0.wp.com/misiak-uk.com/wp-content/uploads/2019/05/1359725.jpg?w=1256&ssl=1)
I mean, not really. So, okay, um,they are sort ofcute, but you know, I don’t ...kind ofwant to get their hairs on my dress you know? I don’t want to sound like rude, but, well, you know what I mean? So…what about you?
えーっと、そういうわけじゃないんだけど、そうね、彼女の猫達可愛いことは可愛いんだけど、ドレスに毛がつくのが嫌なのよ。失礼だと思われたくないけど、ね、わかるでしょ?
で、あなたはどうするの?
![友達](https://i0.wp.com/misiak-uk.com/wp-content/uploads/2019/05/1361874.jpg?w=1256&ssl=1)
Well, I don’t have a choice, do I?
RIght, um, let me know if you, you know, would like to um come with me tomorrow.
We can meet at the cafe at like 5 o’clock, I mean, 4 o’clock and grab a cup of coffee or something before taking the train.
うーん、ほら、私には選択肢がないじゃない?
いいわ、じゃ、明日私と一緒に行きたかったら連絡して。
5時くらい、じゃなくて、4時にカフェで落ち合って、電車に乗る前にコーヒーか何か飲みましょう。
![あなた](https://i0.wp.com/misiak-uk.com/wp-content/uploads/2019/05/1359725.jpg?w=1256&ssl=1)
Sounds lovely.
I’ll text you later.
いいわね。
あとでメッセージするね。
どうですか?つなぎ言葉だらけですよね!
ちなみに、ここで使ったつなぎ言葉を全部取り払っても、会話の意味はまったく変わりません。あくまで、『つなぎ言葉』の役割は、間をもたせるための時間稼ぎや、会話のテンポをよくすることです。
今回は意識してつなぎ言葉を入れたので、ちょっと使い過ぎかな?とも思いますが、実際には、会話の8割がつなぎ言葉というネイティブも少なくありません。
でもそれだと、流暢には聞こえますが…結局何を言いたいのか分からないという…^^;
いくら、ペラペラに聞こえても、そういうのは避けたいですよね。
また、ちょっと英会話上級者向けのテクニックですが、
英語の名詞が思い出せないとき:
『What do you call it (in English)?』
(英語で)何ていうだっけ?
どういうふうに言葉にすればいいのか、表現に迷ったとき:
『How can I put this?』
どう言ったらいいのかな?
と、センテンスを口に出してしまうという方法もおすすめです。
![友達](https://i0.wp.com/misiak-uk.com/wp-content/uploads/2019/05/1361874.jpg?w=1256&ssl=1)
Why did you break up with Archie?
なんでアーチーと別れたの?
![あなた](https://i0.wp.com/misiak-uk.com/wp-content/uploads/2019/05/1359725.jpg?w=1256&ssl=1)
Well…how can I put this…he wasn’t the one for me.
えっと、どう言えばいいのかな…彼は運命の人じゃなかったの。
まとめ
今回は、日常英会話で便利な『ネイティブか使う英語のつなぎ言葉Top10』をご紹介しました。
つなぎ言葉は、英会話初心者でも簡単に真似できる、おすすめの英会話上達テクニックです。
英会話で言葉に詰まったときの沈黙や、『えー…』を、umやur/er、wellといった英語のつなぎ言葉に置き換えるだけで、一気にカタカナ英語っぽさが抜けるので、ぜひ試してみてくだいね!
ついでに、英文を考えている沈黙の間に『意見がないのかな』と勘違いされて、話題が変わるという悲しい事態も避けられます(^^)
つなぎ言葉とあわせて、英語の相槌の打ち方もマスターすると、会話力が飛躍的にアップするのでおすすめですよ!
コメント