【元外資系CAが教える】ワーホリ向け英文履歴書(CV)の書き方

仕事

こんにちは。ロンドン在住Webライターのみしゃくです。
今回は、ワーホリの就職活動に欠かせない英文履歴書(CV)の書き方がテーマです。

私はイギリスでCAとして現地採用されたので、もちろん応募時にはCVを作成したわけですが…イギリス人候補者と張り合うために、CVの書き方は本当〜に試行錯誤しました!
また、前職では人事採担当者としてCVを山のように見てきたの経験も活かして、採用者の目線から見た『思わず面接に呼びたくなる履歴書(CV)』のポイントをご紹介します。

和食レストランなどの日系企業の場合は、日本語の履歴書を受け付けてもらえることもありますが…せかっくなら、英語力も伸ばせるローカルのカフェなどで働いてみたいですよね。
納得のいくCVを作って、日系以外にもどんどん挑戦していきましょう。

実は、最近のイギリスは、語学留学生の就労がほぼ不可能な状態になったうえに、Brexit騒ぎでEU出身者が祖国に帰ってしまったりで空前の人手不足なのです。
2年間もフルタイム就労OKなワーキングホリデー(Youth Mobility Scheme)にとっては、絶好のチャンスですよ!!

まずは、CV作成のポイントから見ていきましょう。

履歴書(CV)作成のポイント5つ

『さっきからCV、CVって、レジュメとは別モノなの?』

すみません…!説明し忘れていました。

レジュメもCVも同じものです。どちらも、英語で履歴書…というよりも、職務経歴書を指します。CVは、Curriculum Vitaeの略です。
国によって呼び方が違うのですが、イギリスはもっぱらCV派。この記事でもCVを使っていきますね。イギリス以外の国でも書き方は同じなの安心して下さい。

本題に戻って…面接に呼ばれるCVを作成するための5つのポイントをご紹介します!

ポイント1:Simple is the best!

できるだけスッキリ書きたいので、
I worked for ABC company→Worked for ABC company
のように、一人称を省略して書くことが多いです。
冠詞(a,the)も省略可。

ポイント2:A4サイズ2枚以内におさめる

20代で、まだ職歴があまりない方は1枚でもOK。30歳以上のある程度職歴がある方は、2枚が目安です。
3枚以上は読んでもらえないので、絶対に2枚以内でおさえましょう!

ポイント3:スペルチェックをかける

スペルチェックはそれだけで減点対象になります。

目で確認するだけでは見落としがあるかもしれないので、必ずスペルチェックをかけましょう。

ポイント4:CVとカバーレターはセット

CVは、カバーレターという手紙とセットで提出するのが一般的です。カバーレターが不要な場合もありますが、特に指定がなければカバーレターが必要と捉えてOKでしょう。

カバーレターの書き方については、つぎの記事で詳しく説明しますね。

ポイント5:使いまわしCVはNG

応募する職種や企業名が入っていないCVだと、いかにも使い回しという印象を与えてしまって、熱意が伝わりません。

希望職種や企業名を書く、希望職種に合わせたスキルを書くなどして、この仕事のために書きました!というテイラーメイド感を出しましょう。

英文履歴書(CV)に書く項目

CVは日本の履歴書と違って、決まった形式はありません。
ある程度自由に作成してもOKですが、項目はだいたい定番のものが使われます。

CVに書く定番の項目
  1. 名前/住所/連絡先
  2. Objective
  3. Summary/Profile /Professional Summary
  4. Core Skills/Highlights
  5. Career Summary /Work Experience
  6. Education
  7. Visa Status
  8. Language Proficiency /Language skills
  9. References

1、5、6あたりは、ほぼ全員が書く項目ですが、その他は人によって書いたり書かなかったりです。この辺は、自分の好みや書きやすさ次第になります。

では、具体的にどんなことを書くのかを項目ごとに説明していきますね。

1. 名前/住所/連絡先

CVのタイトルに、Curriculum VitaeとかResumeとか、書く必要はありません。
目立つフォントで名前からスタートしましょう。
連絡先のメールアドレスは、あまりふざけたアドレスだと、イメージダウンになってしまうので気をつけてくださいね!

2. Objective

希望職種を書きます。求人広告に応募する場合は、広告に書かれている正確な職種名を書くようにしましょう。できるだけ短く、最大でも3行以内で!

<例文>
Seeking a cafe assistant position using my excellent customer service skills and in-depth knowledge of coffee.
優れたカスタマーサービススキルとコーヒーについての深い知識を活かしたカフェ店員の仕事を探しています。

という、こんなスキルが活かせる仕事を探してます系や、

To obtain a part-time receptionist position at XXX language school.
XXX語学学校の受付アルバイトの仕事を得るため。

と、求人広告への応募なら、はっきり希望職種を書くパターンもありです。

3. Summary/Profile /Professional Summary

仕事で活かせる強みをまとめた自己PRです。

<例文>
A dedicated and extremely hard working barista/coffee shop attendant with outstanding customer service skills. Has profond knowledge of a variety of coffee and how to make these along with good knowledge of other bevarages. Confident in working well under pressure in a busy environment in order to make sure that customers always receive the best service. Fully trained as a cashier.

すばらしいカスタマーサービススキルをもった、献身的で非常に勤勉なバリスタ/コーヒーショップの店員。様々な種類のコーヒーについての深い知識があり、それを作ることができる。ほかの飲み物にも詳しい。お客様が常にベストなサービスを受けられるよう、忙しい環境でプレッシャーに負けずに働く自信がある。キャッシャーとしてのトレーニングを完了している。

4. Core Skills/Highlights

応募職種に活かせそうなスキルを抜粋して箇条書きにします。

<例文>
2 years’ experience as accountant
会計士としての2年の経験がある

In-depth knowledge of Japanese food
和食に関する深い知識がある

Good command of Word/Excel
ワード・エクセルが使いこなせる

Up to date knowledge of food and hygiene
食品衛生に関する最新の知識がある

5. Career Summary /Work Experience

職歴を最近→古い職歴の順番で書きます。
勤務先の名前よりも、職種と業務内容の方が重視されます。

同じ勤務先内で部署が異動になったときは、その部署ごとに仕事の内容をまとめましょう。
例えば、XXXホテルに就職して、ハウスキーピング→ゲストリレーションズに異動した場合はこんな感じで↓↓↓

<例文>

April 2015 – March 2019 XXX Hotel

 Guest Relation Officer July 2017 – March 2019

  • Confirmed reservation in system and reviewed all noted information
  • Promoted positive guest relations to all individuals approaching the Front Desk
  • Liaised with other departments to provide smoothe services  

  House Keeping Clerk April 2015- June 2017

  • Supervised cleaners
  • Replenished stock of amenities in hotel rooms
  • Prepared rooms for guests
アルバイトの職歴はCVに書いていいの?

通常、正社員のポジションに応募するときには、アルバイトの職歴は書きません。
ただ、そのアルバイトの職種が希望職種に関係していて、勤務期間が長い場合は、アルバイトとしての職歴であってもプラス要素になることがあります。<part-time>ということを明記すれば問題ないでしょう。
アルバイトの応募の場合も同じく、今回の応募にプラスになりそうだと思ったら、どんどんCVに書いちゃいましょう!

6. Education

学歴は、最終学歴もしくは最高学歴のみでOKです。
語学学校を書くか書かないかですが、英語ができないと思われる可能性があるので書かないほうが無難でしょう。
希望職種に有利になりそうな資格(Diploma)やトレーニングを受けた場合は、Trainingなんていう項目を追加するのもありです。あくまでも、希望職種に関係しているものだけですよ!

ちなみに日本の学位は英語で…

<大学・大学院>
PhD 博士号
MSc 理修士号
MA 文修士号
BSc 理学士号
BA 文学士号
<短大>
Associated Degree
<専門学校>
Diploma 専門士(2〜3年制)
Advanced Diploma 高度専門士(4年制以上)

英文学科卒業なら、『BA in English Literature』となります。
東京大学とかでない限り、日本の学校名を書いてもまず現地の人は知りません。学校名のあとには、都市名や国名を書いておきましょう。(東京以外は知らない可能性大なので、都市名なしでJapanだけでもOK!)

7. Visa Status

ビザについては、『外国人だとバレると不利だから、CVには書かない方がいい』というブログ記事も見かけましたが、採用者側の意見を言うと『ビザの種類と期限は書くべき!』です。
特にロンドンのような多国籍な都市だと、とりあえず働けるビザがあるかどうかで振り分けていきます。ビザの種類がわからないと、その場でポイッとなることも珍しくありません。

その点ワーホリは、合法で働けるワーホリビザを持っていること自体がアピールポイントになります。ただし、有効期間が6ヶ月を切ると仕事を見つけるのが難しくなるので、仕事探しのタイミングには気をつけてくださいね。

イギリスでは、ワーホリはTier5(Youth Mobility Scheme)が正式なビザの名前ですが…ローカルの採用者はビザの種類に疎いことも多いので、フルタイムで働けるビザという説明を書いておくといいでしょう。

国によっては、Working Holiday VisaやOpen Work Visaの方が通じるかもしれません。

8. Language Proficiency /Language skills

言語のレベルについての項目です。
この項目を入れるか入れないかは、日本語以外の言語のレベル次第でしょう。
日本語ができることは、イギリス人からすると英語以外に言語ができるということでプラス要素になります。特に、接客業だと外国語は重宝されるスキルのひとつなのでアピールポイントです。

ですが、ここで問題が。この項目を入れると、当然英語のレベルも書かなければならないので、英会話初級者の場合はかえってマイナスポイントになることがあります。

  • 英語が中級以上→Languageの項目を作る
  • 英語が初級→英語には触れず、日本語ができることをCore Skillsに盛り込む

というのがベストでしょう。

ちなみに、英語圏でTOEICやIELTSなど英語の検定試験のスコアを書いても、ネイティブにはわかりません。
かわりに、初級、日常会話レベル、仕事で使えるレベルといった感じのスケールで自己評価をします。

参考までに、Linkedinでは次のような5段階評価を採用しています。

  1. Elementary proficiency(初級)→書いちゃだめ
  2. Limited working proficiency(限られた内容なら仕事でも使える)
  3. Professional working proficiency(仕事で使える)
  4. Full professional proficiency(仕事でまったく問題なく使える)
  5. Native or bilingual proficiency(母国語レベル)

ほかにも、

  1. Beginner Level(初級者)→書いちゃだめ
  2. Conversational Level(日常会話)
  3. Business Level(ビジネスで使える)
  4. Fluent Level(流暢に話せる)
  5. Native Level(母国語レベル)

なども、よく使われます。

私が採用をしていたとき、ほとんどの非ネイティブ候補者のCVには、英語が『Fluent』と書かれていましたが…実際にFluentだった人には会ったことがありません(笑)
嘘はいけませんが、CVは盛って書く!というのは常識なので、採用側もこのくらいは慣れっこです。
自己申告ですし、中級レベル以上の方なら、どーんと『Fluent』でいいと思いますよ!

9. References

推薦人(推薦状)という意味です。
アルバイトでは稀ですが、正社員採用の場合は2通の推薦状が必要なことがよくあります。
ここには、
References available upon request.(必要であれば推薦人を紹介します。)
と書くのがお決まり。
これを書いていなくても、推薦状を出せと言われたら出さなければならないので、本当に形式だけの項目です。
『この項目をいれたために、CVのページが1枚増えた!』なんていうときは、無理に書く必要はありません。スペースが余っていたら書く程度で大丈夫です。

ワーホリ向けCVのサンプル

『ワーホリ中にバリスタの求人に応募する』、という設定でCVのサンプルを書いてみました。

『turn customers into regulars = お客様を顧客に変える』や、『work well under pressure = ストレスに強い』のような接客業に使いまわしができる表現が多めなので、参考にしてみてくださいね!

カバーレターのサンプル

CVと同じく、バリスタの求人に応募するという設定のカバーレターです。

カバーレターの書き方については、こちらの記事で詳しく説明しているので、あわせて読んでみてくださいね!

【元外資系CAが教える】自己PR抜群の英語カバーレターの書き方
【例文付き】海外の就職活動には、英語のCVだけじゃなくカバーレターも超重要!ワーホリでローカルジョブをゲットするためには、自己PRをバッチリ盛り込んだカバーレターでアピールしましょう。ローカルのカフェや、外資系エアライン志望におすすめです。

イギリス式のレターフォーマットを使っていますが、就職活動をする国のフォーマットにあわせたい場合は、『letter format ◯◯(←国名)』でGoogle検索して、レイアウトや日付の書き方を変えましょう。

まとめ

今回は、採用者目線から見たワーホリ向けCVの書き方についてお伝えしました。

採用者の目に留まるCVを作成するには、次のことを忘れないで下さいね!

  • CVは簡潔にA4サイズ2枚まで
  • スペルチェックをかける
  • CVは、カバーレターとセットで提出
  • 希望職種や企業名などを書き換えて、テイラーメイド感を出す
  • 働けるビザがあることをアピール

CVはできればワーホリ出発前に準備しておくのがおすすめです。現地についてから住所と電話番号を入力するだけにしておけば、仕事探しがスムーズに始められます。

最初に語学学校に通う予定の方は、語学学校の講師にネイティブチェックをお願いしてみましょう! 

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