相槌って、英語がけっこうできる方でも苦手だったりしますよね。
『話を聞いてますよ〜』アピールしようとして、やたら『うん、うん』頷いたり、直訳して『Yes, yes.』を連発していませんか?
って、昔の私のことなのですが…(^^;)
こんにちは。
大学時代にイギリスにホームステイしていたときに、聞き上手アピールしようとして日本流の相槌をしていたら、突然ホストマザーにキレられた、ロンドン在住Webライターのみしゃくです。
ホストマザーによると、
『あなた、なんでさっきからずっと頷いてるの?
私が言っていることに賛成っていう意味?それとも、単に頷いてるだけ?気になって話しに集中できないわ!』
とのこと...。
話を聞くときのマナーだと思って『うん、うん』してたのに、いきなりキレられてショック!でしたが、これが英語で相槌を打つときは日本式じゃダメだと気づくきっかけになりました。
おかげで今では、興味がない会話でも弾ませられる相槌の打ち方をマスター(笑)
CA時代には、お客様とのスモールトークでも大活躍!
『話の内容に興味がなくて、なんて返していいのか…』というときや、『相手の英語がわからない…』というときにも便利です。
そこで今回は、『うん、うん、聞いてますよ〜』という意味の相槌から、相手の話を引き出す『合いの手』的な表現まで、覚えておくと便利な英語の相槌フレーズをご紹介していきます。
英会話はまだ初心者という方も、いくつかフレーズを覚えてローテーションさせてみましょう!
【基本編】よく使われる英語の相槌
まずは、 丸暗記で使える、基本的な英語の相槌から見ていきましょう。
相槌パターン1:『うんうん』『へぇ、そうなの』
日本語の『うんうん』や『そうねぇ』のような、特に意味のない相槌。
特に意味はないけど、『ちゃんと聞いてますよ、話を続けてください』とういアピールになります。
- Uh huh.(ぼそっとアハという感じで発音)
- Mm hmm.(口を閉じたままUh huhを鼻から、ンフーという感じで発音)
- I see.
- Right.
ここでの『Right』は、さらっと言う感じで。
『Right!』とテンション高めに言うと、『なるほど!』という意味になったり、話を遮る感じできっぱり言うと、『話を切り上げたい』印象になります。
相槌パターン2:『確かに!』『その通り!』
相手が言っていることに対して、同意を表したいときに使える相槌フレーズです。
- Exactly!
- Absolutely!
- Indeed!
- That’s true!
- You’re right!
『私もよ!』と言いたいときは、
- Me,too!
- Same here!
相槌パターン3:『本当に?』『ありえない!』
相手の話の内容に対して、驚きの気持ちを表現したいときの相槌フレーズです。
- Oh really?(本当に?)
- No way!(ありえない!)
- You’re kidding (me)!(冗談でしょ!)
- You must be kidding (me)!(冗談でしょ!)
kiddingは、jokingに置き換えてもOKです。
相槌パターン4: 『いいね!』『すごい!』
形容詞を使えば、会話の内容に応じたリアクションを簡単に表すことができます。
まずは、ポジティブな反応をしたい場合から。
- (That’s) lovely!
- (That’s) brilliant!
- (That’s) great!
- (That’s) fantastic!
- (That’s) amazing!
- (That’s) nice.
イギリスっぽさを出したい場合は、『lovely』がイチオシ!
相槌パターン5:『おもしろい!』『うける!』
『それ、おもしろい!』という反応をしたい場合は、
- That’s funny!
- That’s hilarious!
おもしろさは『funny』<『hilarious』です。
本当に面白そうに言わないと、皮肉っぽく取られることがあるので要注意!
ちなみに、同じ『おもしろい』でも、興味深いという意味を伝えたい場合は、『That’s interesting!』。
相槌パターン6:『ひどい!』
相手が悪い出来事を話しているときに便利な、ネガティブ反応フレーズはこちら。
Oh no!
That’s terrible!
That’s horrible!
That’s awful!
相槌パターン7:『それは変ね』『おかしいいわね』
面白いではなく、奇妙という意味で『おかしい』と言いたい場合は、こんなフレーズが使えます。
- That’s odd.
- That’s funny.
- That’s strange.
- That’s weird.(ウィヤードと発音)
【中級編】気持ちを推し量る英語の相槌
話が一区切りついたところで、『must』を使って、相手の気持ちを推し量る相槌も便利です!
基本形はこちら↓
(現在形:〜でしょう)
You must be + 形容詞
That must be + 形容詞
(過去形:〜だったでしょう)
You must’ve(muts have) been + 形容詞
That must’ve(must have) been + 形容詞
【例文1】
I was reading this book till morning and didn’t get any sleep.
(この本を朝まで読んでたから、全然寝てないの。)
You must be very sleepy!
(それは、とっても眠たいでしょう!)
【例文2】
I came to the UK when I was 10 without knowing a word in English.
(英語が全く話せない状態で、10歳のときにイギリスに引っ越してきたの。)
That must’ve been tough for you.
(それは大変だったでしょう。)
【上級編】相手が言った内容をリピートする
最後に、相手が言った文章を聞いていないとできない、ちょっとだけ上級の相槌テクニックをご紹介します。
このテクニックは、相手の話に興味がないときの救世主!
よく小さい子供が『僕さっき犬を見たよ!』みたいな、内心『だからどうした?』という話を振ってきたときに、『そう、犬を見たのー?』『うん、緑色の犬。』『あ、そう。緑色の犬だったのー?』、みたいに繰り返したりしますよね?
基本的にこれと同じ方法で、相槌…というより、『合いの手』をいれると、リアクションに困る内容でも、リピートするだけで話を進められますよ!
リピートする方法には、大きくわけて2パターンあります。
1.短い疑問文で聞き返す
ひとつめは、相手が言ったことを短い疑問文で聞き返す方法です。
例えば...
I tried out the new Mexican restaurant last week.
(先週新しくオープンしたメキシコ料理店にトライしてみたの。)
と言われたら、
Did you?(そうなの?)
と、返えせばOK。
短いですが疑問形なので、相手があなたの質問に答える形で話を続けてくれます。
ただし、相手が言った文章の主語や動詞をしっかり聞いていないと、とっさに疑問文が作れません。
慣れてしまえば簡単ですが、相槌はテンポが大切。テンポよくこの疑問文が口から出せるようになるまでは、基本編の相槌フレーズを使ったほうが変な間が空かなくていいかもしれませんね!
【例文1】
I’m going to Spain on my next holiday.
(つぎの休暇でスペインに行くの。)
Are you?(そうなの?)
【例文2】
I like Justin Bieber.
(私、ジャスティン・ビーバー好きなの。)
Do you?(そうなの?)
【例文3】
It’s going to snow tomorrow.
(明日は雪だよ。)
Is it?(そうなの?)
ちょっと英会話の練習みたいですが...これがけっこう使えるんですって!!
2.相手が言った単語をそのままリピート
2つめは、相手が言った文章のキーワードをそのままリピート。単語だけなので、難易度は低めです!
【例文1】
I’m going to Spain on my next holiday.
(つぎの休暇でスペインに行くの。)
Spain!(スペイン!いいな!)
【例文2】
I spent £500 on my new shoes.
(新しい靴に£500使っちゃった。)
£500!(£500も!)
単語をただ繰り返すだけですが、イントネーションを変えることで色んな意味を含ませることができますよ。
まとめ
日本式の『うんうん』頷いたり、『Yes, yes』の相槌は、もう卒業。
英語の相槌を使いこなせば、例え自分がほとんど発言していなくても、会話を盛り上げる聞き上手になれます。
『Uh huh』を連呼するワンパターン相槌では、『本当に話聞いてるの?』と思われてしまうので、相槌にバリエーションを持たせたり、たまに疑問形を織り交ぜたりしましょう。
英会話初心者の方でも、気まずい沈黙をなくして、相手に気持ちよく話をさせることで、コミュニケーション力がぐっと高くなりますよ!
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